コーヒー教徒の流転奮闘

コーヒーを淹れる、その儀式であなたは癒されます。コーヒーを飲むのが好きなあなたは既に我々の信者です。

【チラ見】STANDART14号について

STANDART14号がとどきました!

VERVE COFFEE のTHE 1950ブレンドがおまけで付いて来ました。Googleに配達していたブレンドで、Google本社の番地が名前の由来だそうです。

 

 飲んでみると、少しスパイシーなイメージ、酸は明るいけれど、甘みもありバランスがとれているなと感じました。パッケージにはALL SPICE,EARL GREY,CANDIEDとあり、明るい酸と微かな青さがアールグレイを感じるのかなと思います。

 

 STANDART 14号の内容をちらっと読んでみました。

 生産も消費も成長著しいインドのコーヒー事情、コロンビアのコーヒー農家の性差別や丸山コーヒーの志摩バリスタへのインタビューなど、今回も幅広く読み応えのありそうな内容です。

 

 とくにスペシャティーコーヒーの普及と浅煎り信仰について書かれている項はとても興味深いです。

 スペシャティーを謳う店で、おしゃれで浅煎りのコーヒーを出すお店で、味について浅煎りだなという感想以外持てないという経験が私にもあったからです。

もちろん美味しい浅煎りのコーヒーの美味しいお店、深煎りのコーヒーが美味しいお店はたくさんあります。しかし、高い品質のコーヒーはいろんな味の方向で表現でき、多様な味覚に対応できるのではないかと思うのです。

 

 スペシャティーコーヒーを知らなかったり、コーヒーにそもそも慣れていない人が、初めて行ったスペシャティーコーヒーのお店で自分の味覚の好みの、美味しいコーヒーに出会うのはクジのようなものだと思います。クジにあたらなかったら、その人の中でスペシャティーコーヒーとはこういうもの、というステレオタイプが出来上がってしまい、もう興味をもってもらえないでしょう。

 

 いいコーヒーと言っても、その人の味覚にあうかはわからないという事が、コーヒー好きが周りをコーヒーの沼に引き摺り込もうとする時の邪魔になってしまいます。

 解決策はありません。なので特にいいたいことというのはないのです。

 どんなことにしたって、一回だけの体験でいい思いができるかはクジです。どうせやるならある程度体験した方が面白いし、深みをかんじることができます。

 コーヒー屋さんも、10軒くらい連れ回したら好きになってもらえるかもしれませんね、、そうですね、、次のターゲット(?)にはそうしよう、、、

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